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神棚や仏壇を封じ、家の入口には忌中札をはる

家族のだれかが亡くなると、神棚や仏壇を封じ、家の出入口にも忌中札をはります。神仏は、加護を与えてくれるところとして祓ってあるのですから、汚れ、不浄を意味する死を近づけないように「神封じ」をするのです。神棚や仏壇があれば、扉を閉め、その正面に半紙をはり、四十九日がすむまで、お供え物も控えます。また、床の間の置き物、掛け軸、華やかな飾り物なども、見えない場所にしまいます。動かせないものは上から半紙をはって隠します。「忌中札」は、喪に服していることを世間に知ってもらい、清浄域と区別するためにはるものです。正式には、すだれを裏返しにして、その上に忌中と書いた札をはって玄関に掛けますが、現在は葬儀社で用意してくれる額入りのものや、黒枠つきの札だけをはることが多いようです。

医師や看護婦へのお礼

出産のための入院は通常1週間です。退院時にはお世話になった医師や看護婦にお礼をするのが習慣のようになっていますが、お礼は本人の気持ち次第ですから、してもしなくてもかまいません。「お礼お断り」の病院では言葉どおりに受けとってお礼の挨拶だけでよいでしょう。お礼をする場合は、医師には商品券や図書券、看護婦には全員に行き渡る分量の菓子やくだもの、ジュースなど、いずれも気持ち程度の額のものを贈ります。いたみやすい生菓子や手をかける必要のあるくだものなどは避けます。また、お礼はする人としない人がいるので、お礼をする場合は、お世話になった感謝の言葉とともに、さりげなく渡すよう心がけます。医師は退院の日にいないこともありますから、退院が近づいたら折をみて渡しておきます。看護婦へは退院の日に婦長を通じて渡すか、ナースステーションに届けるかします。お礼をする場合もしない場合も「大変お世話になり、ありがとうございました」という挨拶は必ずします。自宅分娩の場合は、助産婦さんに規定料金のほか、ご祝儀を包むのが一般的です。表書きは「御礼」や「御祝儀」とし、お七夜の祝いに自宅に招待して渡すといいでしょう。

返事はこう書く

招待状が届いたら、2、3日中に返事を出すのが礼儀。当日の予定がはっきりしないからとグズグズ返事をのばすのは、相手に対して失礼になります。出席できるかどうかわからないときは、とりあえず「出席」に印をつけて、返事を出しておきます。そして、もし出席できないことがあきらかになったら、すぐにその旨を連絡すること。ここで注意することは、出欠の返事は必ず返信用ハガキ、文書でするということです。相手がいくら親友であっても、電話で「わたし、ゼッタイ、出席するからね」なんて返事はエチケット違反。相手は結婚準備で大忙しなので、うっかり出欠をとり違えることもあるのです。その間違いをなくすため、文書で返事をするのです。もちろん、出欠が披露宴の前日に決定した、ということであればその限りではありません。さて、返信用ハガキの書き方ですが、案外と若い人は知らないようですね。89ページの図のように、「御」「御芳」などは必ず消すことがまず必要。そして、出席する場合は、欠席のほうを消すこと。よく、出席のほうに丸を書く人がいますが、あまりカッコ良くありません。表のあて名の「行」を消し「様」と書くことも忘れずに。また、お祝いの言葉を一筆添える心づかいがあれば、相手も喜んでくれるでしょう。文書は親しさの度合いによって、臨機応変に。