「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国であった。」川端康成が書いた名作『雪国』の冒頭は、あまりにも有名だ。実際に彼は執筆前、上野から上越線の列巾に乗り、「国境の長いトンネル」大清水トンネルを抜けて越後湯沢にいき、あの有名な書き出しを思いついたという。清水トンネル(現在の上り線)が1931年に開通し、上越線が全線開通した3年後のことだ。その小説のヒロインである「駒子」を列車名にして、当時の面影が残るレトロな旧型客車で運行されるのが、この列車。ちなみに1999年夏、川端康成生誕100周年を記念して誕生し、今夏も迎行。これはウレシイー!運行区間を竹轄するJR東日本新潟支社は、これまでにもたびたび旧型客車を用いた快速列車「レトロトレイン」の迎転をいってきた。1997年秋には羽越本線新潟〜あつみ温泉間で「哀愁列車号」(すごいネーミング)、1998年夏には上越線水上〜長岡間で「レトロトレイン越路号」を相次いで運転。汽車旅好きには、たまらない企画を続けている。今後とも、ぜひお願いしたい。なお、列車データに記載した使用車両については、2000年、JR東日本が保有していた旧型客車の一部をJR北海道へ売却かつ廃車したため、あくまで予想であることをご了承いただきたい。開放感あふれるトロッコ列車だ。
イギリスの酒といえば、まずスコッチウィスキーである。スコッチウィスキーの起源は、古代スコットランドの住人ケルト人が自分たちが蒸留したこの琥珀色の液体を「生命の水」(ウィスゲ・ペーハー)と名づけたことによる。それはこの液体が彼らの精神を高揚させる神秘的な力を持っているからだと言われている。スコッチウィスキーは穀物(主に良質の大麦)、水、イースト(酵母)を原料としてスコットランドで生産される蒸留酒だ。スコットランドの澄んだ空気と穏やかな気候風土は、良質の大麦を育て、それをスコットランドの清冽な水に浸すと発芽が始まる。約8〜12日間でジアスターゼ酵素が分泌され大麦カ僧るが、その際ビートと呼ばれる泥炭を燃やす。この泥炭は、ヒースと呼ばれるピンク色の美しい花をつける濯木が枯れて積もったもので、それを燃やすことにより、大麦にスコッチウィスキー独特のスモーキー・フレーバーを焚き込むのだ。これを発酵させ、その後ポットスチルとリョバレル湯沸かしに似た巨大な銅製の蒸留器の中で2回蒸留すると原酒ができる。スコットランドには110以上の蒸留所があり、そのうち約100か所がモルトウィスキーの蒸留所だ。各蒸留所には案内係がいて、ウィスキーの製造工程を見学したり、試飲もできる。
ある友人がいっていた。「飛行機のなかで子供が産まれたら、その子はそのエアラインに一生無料で乗れるんだ。しかも、空の上で生まれたから国籍はどこでも自由に選べるのさ!」「ええ〜〜!それホント?」そんな体をはった宝くじのような話に、もしも妊娠したならば、子供の無料チケットを狙うべく、臨月に入ったらバシバシ飛行機に乗り、機上出産にぜひともチャレンジしちゃおう!ってずっとずっと思っていたんだけど……。いざ、そのときがくるとそうもいかず、真相を確かめたくなった。まず、インターネットとファックスで航空会社に問い合わせをしてみた。その結果、10社が回答してくれたが、いずれもそんなサービスの話もなければ、前例もないという。そして、よく考えれば当然のことなのだが、妊婦の場合は規定も多い。臨月近くなると、妊娠28週やら35週目以降など、各社規定の週数を過ぎたら、搭乗時に医師の診断書や同意書(外資系の航空会社の場合、英語のものを準備する必要があったりする。また、搭乗理由が医療的な事情でなければダメだったり、医師や看護婦との同乗が条件というところもある)を携帯などの条件がつく。例えば、シンガポールなどのように、滞在先によっては入国許可の申請が必要で、渡航前にビザの申請が必要かどうかの確認もしなければならないようだ。国籍に関しても、夫婦の国籍や滞在先の国によってもちがうので、「各大使館に問い合わせを」ってことだった。いずれにせよ、「国籍自由」つてことはないようだ。(なお、地上での話になるが、アメリカで出産した友人の話によると、アメリカ生まれの子供の国籍は日本・アメリカの二重国籍となり、20歳ごろに本人がどちらか選ぶらしい)